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ティム・フェールバウム監督を、キャスト&ショーン・ペンが絶賛!9億人が目撃した世界初“テロ生中継”の全貌を描く『セプテンバー5』の特別映像が解禁しました!

本映像では、フェールバウム監督は「俳優が実際に事件に奮闘する姿のドキュメンタリーを作るように撮影したかった」と言っており、リアリティを追求した制作手法を明らかにしました。

レオニー・ベネシュは「(中継室のセットの)小さな部屋にいると実際にイラ立ってくる。当時の緊迫感を身をもって感じられた」と話し、監督の意図を肌で感じ取っていました。

ジョン・マガロも「監督に『できる限り忠実に再現し現実味を持たせる』と開口一番言われた」と語り、ピーター・サースガードも「監督は細部にまでこだわっていた。すべてを完璧に再現してくれた。1972年に戻った気分だった」と、中継室のセットでは1972年当時のオリンピック映像が流れ、実際に動く機材を使っていたことなど、撮影を振り返りました。

ベテラン俳優のベン・チャップリンも「準備に抜かりなく、頼りになる監督」と43歳の監督を認めていました。

プロデューサーのショーン・ペンは「監督が作った明確な視点は観客を引き込む」と述べており、テロを描いてきた数ある映画の中でも、今までにないテレビクルーの視点で展開される本作の独自性を強調しました。この映画を特別なものにしている大きな根拠となっています。

フェールバウム監督も「今は誰もがポケットの中にカメラがあり、どこからもライブ配信ができる。だが過去に戻り、初めて悲劇が生中継された瞬間を見届けてほしい」と述べ、スマートフォンで誰もが発信者になれる現代において、敢えて初めて悲劇が生中継された半世紀前の過去を振り返ることで、現在のフェイクニュースやメディアの在り方などについて改めて考えさせる本作の一面を強調しました。

この度、第97回アカデミー賞にて、本作『セプテンバー5』が【脚本賞】ノミネートを果たしました!
また、キャスト&ショーン・ペンが制作秘話を語る特別映像「舞台裏編」が解禁しました。

本作がいち早く上映されたヴェネツィア国際映画祭では、「すべてのレベルで傑作」「今年最高の緊迫感 今年最高の作品」と圧倒的な称賛を受け、一気に賞レースの筆頭候補に。第82回ゴールデングローブ賞 作品賞<ドラマ部門>のノミネートに続き、第97回アカデミー賞 脚本賞にもノミネートされました。
メディアでの拡散を強く意識した現代のテロリズムや、SNSの普及で誰もがメディア化した現代社会において、報道の自由とその責任の在り方を描いた本作は、今まさに観る者を引き付け、問いを投げかけてくる力強い作品となっています。
監督・脚本は、新鋭ティム・フェールバウム(『HELL』12)。さらにキャスト陣には、ピーター・サースガード(『ニュースの天才』04)、レオニー・ベネシュ(『ありふれた教室』24)、そしてジョン・マガロ(『パスト ライブス/再会』24)ほか、名優の呼び声高いバイプレイヤーたちが集結しました。

また、ジョン・マガロ、ピーター・サースガード、レオニー・ベネシュ、ベン・チャップリンといった実力派キャストが出演し、プロデューサーをショーン・ペンが務めた注目作『セプテンバー5』の特別映像「舞台裏編」が到着しました。

主人公を演じたジョン・マガロが「(1972年)9月5日(セプテンバー5)にニュースの歴史が変わった」と語る本作は、1972年のミュンヘンオリンピック開催中、パレスチナ武装組織「黒い九月」に襲撃されたイスラエル選手団11人が犠牲になったテロ事件を題材に、緻密な脚本と重厚な映像で圧倒的な緊迫感を描き出した社会派ドラマです。(このイスラエル選手団人質事件は、選手団11人の他に、警察官1人と犯人5人の合計17人が死亡する大惨事となりました。)
SNSやスマートフォンの普及で、誰もが情報を発信できるようになり、フェイクニュースの拡散やプライバシーの侵害、ネット上での誹謗中傷など、デジタル時代の問題が次々浮上し、メディアが発信する情報やメディアの信頼性が揺らぎ、ひいてはメディアの在り方や責任にまで、かつてなく注目が集まる現代。史上初めてテロ事件が世界中に生中継され、メディア報道そのものを一変させ、今日におけるライブニュースとテロリズムの相互作用に今なお影響を与え続けている半世紀前の大事件を通して、報道の影響力とその裏側を問う本作は、報道の在り方を鋭く描き、現代を生きる私たちが「何を信じ、どう選択していくべきか」、メディアに対する向き合い方を深く問いかけています。

脚本を読んですぐにやると決めた」と脚本に惚れ込んだショーン・ペン。ピーター・サースガードもまた「見事な脚本で、物語の伝え方を熟考してある」と、ティム・フェールバウム監督自身が執筆した緻密な脚本を絶賛。
ジョン・マガロは「このテロ事件を報道したのが(テレビのニュース報道局ではなく)スポーツ中継班だとは知らなかった」と振り返ります。
本作は、オリンピック中継のために現地入りしていたニュース番組とは無縁のスポーツ番組の中継クルーたちが偶然出くわした事実を描いています。
プロデューサーのジョン・イラ・パーマーは、他にもこの事件をテーマにした映画はあるが、本作は「一線を画している」と自負。

監督とともに脚本を書き上げたモリツ・バインダーは「1972年の事件を新しい視点で届ける。現代に生きる人にこそ見てほしい」と熱く語り、本作ではプロデューサーに徹したショーン・ペンも「最高の美術チームが作り上げたセットが、俳優の魅力を引き上げると証明した」とセットデザインにも自信を見せます。

1972年当時の中継スタジオを徹底的に再現するため、制作チームは個人収集家や博物館、放送局の倉庫に至るまで調査。監督やキャストたちも、セットの隅々に置かれた実際に動く1972年当時の機材に「(本作が描く1972年当時の)世界に入り込める」と口を揃えます。CG合成のブルーバックの前で演技するのではなく、セットにある実物に触れて体感でき、半世紀もの時間を自然にタイムスリップできる撮影現場に感動しきり。

本作の大部分がこの事件が起きたミュンヘンで撮影されました。今回撮影された映像と1972年当時の映像を組み合わせて、ひとつのシーンに仕立て上げる斬新な映像を生み出したのは、監督も信頼する編集のハンスヨルク・ヴァイスブリッヒです。「観客が物語に没頭できるようにテンポの速い作品にしたかった」と、本編を96分に凝縮し圧倒的なスピード感で観客をエンディングまで誘う編集の意図を明かしました。

全員のエネルギーが生み出した至極の作品だ」と、ショーン・ペンも本作の完成度に自信を見せています。